ビーズ法とはまぶたを二重にするための美容整形手術で、別名を二重抜糸法といいます。手術方法を簡単にまとめると、二重にしたいラインに沿ってまぶたの裏から表側へと糸を通し、食い込むほど強く縛って1週間そのままにしておいてから抜糸します。その際に糸がきつすぎて皮膚に傷がついてしまうことを防ぐため、ストッパーとして小さなビーズを使うのでビーズ法と呼ばれるようになりました。まぶたの中を通った糸による炎症ときつく縛った糸で一時的にラインに沿って皮下組織の血流を悪くすることにより皮下に癒着を起こさせ、それにより長く継続する二重を形成するものです。天然の二重まぶたと同じ原理なので見た目も自然で、切開をする必要もなく埋没法のようにまぶたに糸が残ることもないというのでメリットがかなり多いように感じますが、ビーズ法の最大のデメリットはそのダウンタイムに
あります。ダウンタイムとは美容整形の施術を受けたあと以前と同じ日常生活に戻れるまでの期間をいいます。
二重整形手術で最もメジャーな埋没法
二重整形手術で最もメジャーでプチ整形とも呼ばれる埋没法ではダウンタイムはだいたい1週間、短い人では3日ほどですんでしまうのに比べてビーズ法では10日から2週間以上とかなりの期間に及びます。これは施術後の1週間は糸とビーズがついたままで見た目がよくないことや埋没法に比べて腫れや内出血がひどいことが原因で、人前に出ることが困難だからです。そのため手術は片目ずつ行うことが多く、眼帯などでかくして片目の腫れがひいてからもう片方のまぶたにも施術をします。痛みはそれほど強くないので、メイクができないなどを気にしないのならばもちろん外出は自由にできます。今では二重にするために美容整形クリニックを訪れる人の8割が埋没法を選択するようですが、埋没法にも時間が経つとまぶたが元に戻ってしまったり残った糸がまぶたの上に出てきたりしてしまうというデメリットがあります。比べるとビーズ法は切開しなくてもいいのに強度が高くまぶたの中に何かを残すこともありませんが、ダウンタイムは長くとらなくてはいけません。施術者の技術・クリニックと共に手術方法もよく考えて選択しましょう。
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