美容成分としてよく知られているヒアルロン酸は、大量の水分を保持することができるため、多くの化粧品に配合されています。
もともと、ヒアルロン酸は真皮に存在している粘り気と弾力性のあるムコ多糖類の一種で、肌内部にうるおいを閉じ込める役割があるので、ヒアルロン酸が十分にある肌はハリのある若々しさを感じることができます。
ですが、ヒアルロン酸は年齢とともに減少し、40代以降は急激に量が下降しますので、肌から水分が失われ乾燥しやすくなります。
同時にハリ感もなくなってくるので、たるみの原因にもなります。
顔の中でも特に目の周りは皮膚が薄いので、乾燥しやすく、しわやたるみが目立ちやすいものです。
そんな時、上瞼・下瞼のヒアルロン酸注入がエイジングケアに役立ちます。
上瞼・下瞼のヒアルロン酸注入は、美容皮膚科などで受けることができますが、メスを使うことなく若さを取り戻すことができるというメリットがあるため、美容医療業界では人気の施術です。
瞼にふっくらとしたハリを与えるメリット
瞼を支えているのは上眼瞼拳筋という筋肉ですが、年齢とともに筋肉は衰え、同時に眼球の周りの眼窩脂肪も減少するため、ふっくらとしていた目の周りのボリュームがなくなり、目の下のクマの原因にもなります。
上瞼・下瞼のヒアルロン酸注入は、目の周りにヒアルロン酸を注入することで、瞼にふっくらとしたハリを与えるというメリットがあります。
ヒアルロン酸はもともと体内に存在する成分のため、安全性が高いと言われています。
上瞼・下瞼のヒアルロン酸注入の施術は、まずは瞼に麻酔をし、注射器を使ってヒアルロン酸を注入します。
注入する量が多いと盛り上がって不自然な仕上がりになるので、様子を見ながら少しずつ注入し、自然なふくらみになるよう整えます。
施術時間は10分くらいで終わり、治療後すぐに化粧をすることができます。
施術効果は約半年ですが、瞼は他の部位よりも比較的持続性が高いと言われています。
注射針により出血斑や皮膚の凹凸などができる場合もありますが、多くの場合は時間が経てば改善します。
比較的手軽に受けることができる施術ですが、高い技術を持った医師を選ぶようにしましょう。
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