埋没糸抜糸とは組織内に埋没している糸を抜糸する術式のことです。
一般的には二重まぶたを作る美容整形術のひとつである埋没法によって埋め込まれた糸を抜糸するケースを指します。
埋没糸抜糸を行う理由としては2つあり、ひとつは埋没法によって作った二重まぶたの仕上がりに不満があるため元に戻すために抜糸するものと、埋没した糸が悪影響を及ぼしているため抜糸するといったものがあります。
前者の場合には仕上がりの不満による抜糸になりますが、後者は埋没法の失敗による抜糸になります。
いずれにしても糸を取り出すことを目的とした術式になり、美容整形以外の診療科目でも行われていますが、美容整形の方が仕上がりが良いメリットがあります。
ただし、素直に抜糸できれば殆ど傷跡も残りませんが、組織が癒着してしまっている場合には抜糸そのもののに時間が掛かることになり、また糸の状態によっては完全な抜糸に失敗するリスクもあるため注意が必要です。
ここでは埋没糸抜糸の修正についてご説明します。
糸が露出している場合なども感染症のリスクが高くなる
埋没糸抜糸を行わなければいけない状態としては、埋没した糸によって腫れや目に対するゴロゴロ感や違和感などがあります。
この場合には埋没糸が悪影響を及ぼしていることが考えられるためその原因をすみやかに取り除く必要があります。
また糸が露出している場合なども感染症のリスクが高くなるので埋没糸抜糸を行う必要があります。
これらは埋没法自体の手術の失敗といえ施術から間もない時期であれば施術をしたクリニックで無料で抜糸してくれることがあります。また仕上がりに不満がある場合でもクリニックによっては、一定期間内であれば抜糸を行ってくれます。
一方で埋没糸抜糸自体が失敗するケースとしては傷跡が残るケースがあります。また糸がスムーズに抜ける場合には傷跡も小さく済みますが、糸が周辺組織と癒着が進んでいる場合にはスムーズな抜糸ができない場合があります。
このため完全な抜糸は行わずに影響が出ている部分の糸のみ取り出すといったケースもあります。
次は具体的な失敗例について考えていきましょう。
埋没糸抜糸の失敗例としてあり得る「傷跡」について
埋没糸を抜糸するリスクとして挙げられるのが傷跡が目立ってしまうことです。埋没糸を抜糸しようとすると一度埋没をした穴を見つけてそこから糸を取り除く方法になります。
基本的には時間がかからなければ簡単に取り外すことが出来ますが時間がかかるとその分傷跡が目立ってしまう恐れがあります。
傷も数日すればなくなることがほとんどですがその間に医師から処方された薬をしっかりと目につけて感染症などを予防することが求められます。
埋没糸抜糸で糸が取れないことがある
埋没糸抜糸をすることで起こりうるリスクの一つとして挙げられるのが糸が取れないことがあるという点です。
埋没法をしてから数ヶ月以内であれば糸を見つけやすく抜糸をすることが比較的簡単に出来ますが、一年以上経過すると糸を取り除くことが困難になってきます。
どうしてもとりたい場合は切開をすることになりますが切開をすると傷跡が残ってしまう恐れがあったり、仮に切開をして取り除いたとしても完全に取ることが出来ない場合があります。
埋没糸抜糸後すぐの再手術は腫れや内出血が強くなる
埋没糸を抜糸した際のデメリットとして挙げられるのがすぐに再手術を受けることが出来ないという点です。
埋没糸を抜糸すると稀に二重瞼が固定されたままの状態を保つことが出来ますが基本的には元の目の状態に戻ってしまうことが多いです。
会社や周りにばれたくない方であればすぐに再手術を受けたいと考えている方がほとんどですが、すぐに再手術を行うと腫れや内出血が強くなることが多いのでおすすめできません。
上手な医師・クリニックのご紹介
埋没糸抜糸は、糸の結び目をしっかりと見つけられないと行うことができません。
糸の結び目がしっかりと見つけられないために、切開する皮膚の部分が多くなると、それだけ傷跡が残るリスクが高まります。
また埋没糸抜糸に時間がかかると、それだけ様々なトラブルにつながる可能性も高くなります。
埋没法には糸のかけ方や結び方など、様々な方法があります。そのため、埋没糸抜糸を行う場合、基本的には埋没法を行った医師に相談します。
実際に埋没法を行った医師なら、どのような埋め方をしているか分かるからです。そこで大切なのが、埋没法を行う段階で、上手な医師を選ぶことです。
上手な医師の特徴としては、豊富な経験を積んでいることが挙げられます。特に形成外科の経験がある場合は、手術の技術もある程度あると推測されます。
医師の経験は、プロフィールなどで確認することができます。
また、上手な医師はカウンセリングもしっかりと行います。
この時、リスクについての説明等も行われるため、事前に手術内容をしっかりと理解したうえで手術を受けることができます。
さらに手術の方法もいくつか提示され、患者の想いを優先する傾向があります。
なお、埋没法を行った医師の技術力が低いと感じられる場合や、抜糸を断られた場合には、他院を受診するのも一つの手です。
他院で行った埋没法を修正するのは高い技術を必要とするため、より医師選びが重要となります。
トラブルがあれば糸を取りましょう
埋没法は糸をとめるだけなので、手軽で人気のある二重の手術法です。しかし、希望をしっかりと伝えないとイメージと違う仕上がりになったり、目のトラブルになってしまったりする場合もあります。
このようなトラブルを解消するために埋没糸抜糸の手術を行い修正します。
埋没糸抜糸の手術は、糸を探すことになるので、腫れや痛みがおこりやすいです。ダウンタイムは一週間前後で、痛みが強い場合は冷やすことで和らげることが可能です。しっかりと医師の指示通りにお休みさせることが大切です。
修正のための手術になるので、術後のことも考慮してくれるような医療技術の高い医師やクリニックを選ぶのがよいでしょう。
手術に保障がついているクリニックも多いので、気になったときにはすぐに相談するのがよい方法です。
手術は早ければ早いほどトラブルを解消しやすくなるといわれています。時間の経過が経ってしまうと、それだけ手術は難しいものになってしまいます。
埋没法をおこなってから早めにすることが必要
埋没糸抜糸は、埋没法を行なってラインが消えてしまったり、しこりや違和感があったり、または仕上がりに不満がある場合に行なう修正です。
埋没糸抜糸は埋没法をおこなってから早めにすることが必要です。一ヶ月前後であれば、ほぼ元の状態に戻ることが可能です。
術後2、3ヶ月たつと完全には戻れませんが、ほぼ近い状態まで戻すことも可能です。いずれにしろ、できるだけ早い手術が大切であるといえます。抜糸をすることによって、目がごろごろするような不快な症状も解消されることが多いです。
注意点は癒着や炎症があった場合には綺麗に戻らずラインが残ってしまう可能性があるということです。切開をして糸を探しても見つからない場合は傷跡だけが残ってしまう可能性もあるのです。
このようなリスクを減らすためには医師の技量も重要になります。
埋没法は仕上がりに差が出る手術法だといわれています。医師の手術のバリエーションが多ければ、あらゆる手法で修正が可能になります。
名医を見つけるためには
埋没糸を抜糸することはそれほど難しい手術ではありませんが経験が浅かったりちゃんと知識がない医師が担当するとダウンタイムが長くなり腫れや内出血が強くなるので注意が必要です。
名医を見つけるためにこちらの相談所で評判・口コミの良いクリニックを検索する事。
評判の良いクリニックでの診察が必要です。
経験が豊富な医師であれば今までの手術例を写真と共に載せていることもあるので参考にしましょう。さらにカウンセリングでどんな質問にも真摯に向き合ってくれることも大切です。
「上手いクリニック」「おすすめの病院」の紹介はこちらから
埋没法の修正を行う際、埋没糸抜糸が行われます。しかし医師の技術が低いと、傷跡が残ってしまう恐れがあります。
また、糸の結び目がうまく見つからないと、抜糸することができず、傷だけが残ってしまうこともあります。
特に埋没法を行ってから期間が経つと、それだけ糸がとりにくくなるため、埋没糸抜糸を行った際にトラブルが生じる可能性が高くなります。
そこで埋没法を修正する際、できるだけ早めに医師に相談する必要があります。埋没法には様々な種類がありますので、修正を行う場合は、まず埋没法を行った医師に相談します。
しかし時間が経過していたり、相談しにくい場合には、他院を受診することもあります。
埋没糸抜糸は、糸を抜く時間がかかるとそれだけトラブルが発生する可能性も高くなります。そのため、上手な医師に手術を依頼することが重要となります。
上手な医師の場合、形成外科を経験していることが多いです。また、患者との事前のカウンセリングもしっかりと行われます。
当相談所では、そのような上手な医師が在籍するおすすめの病院を紹介しています。
埋没糸抜糸は医師の技術によって、トラブルの発生率が変わるため、上手な医師がいる病院に通うことが重要となります。
少しでも気になる方は、まずお気軽にご連絡ください。
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