PRP血小板療法とは自分自身の血液から取り出した血小板を利用し、皮膚の再生や若返りを図る治療法です。PRP血小板療法は血小板の中には血管新生やコラーゲン産生などを助ける様々な成長因子が含まれており、これらの成長因子が肌細胞に働きかけることでゆっくりと皮膚を再生、活性化させていき、しわやたるみを改善することができます。そのため、ヒアルロン酸注射のように即効性はありませんがその分、自然体で周囲に気づかれにくいというメリットがあります。特にシワやくぼみ、ほうれい線の改善に関してはレーザー照射と同じレベルで効果を発揮します。また、自分自身の血液を使用するためアレルギーが起きにくく、異物を体内に注入することがありませんので副作用が起きにくいというメリットもあり、ナチュラルな効果が欲しいという方には支持されている手術方法です。ただ、副作用が起きにくいとはいえ手術ですのでそれ相応のリスクもある手術になります。
リスクはしこりや肌の膨らみ過ぎなど見た目に見える失敗
PRP血小板療法の1番のリスクとしてあげられるのがしこりや肌の膨らみ過ぎなど見た目に見える失敗がある程度報告されていることです。これはシワの深さや皮膚の厚みに対して適切な注入が行われなかったことにより術後にしこりが出来たり肌が膨らんでしまうことが原因と言えます。術後しばらくしてもしこりやふくらみが引かない場合はすぐにクリニックに相談することをおすすめします。またクリニックによっては細胞増殖因子の薬品を新たに添加させている場合もあります。本来のPRP血小板療法はこのような余計な添加物を添加させることなく自分自身の血液のみを使用します。ですがこのように、自分自身の血液とは異なる物質を含ませる場合は体内には存在していない物質が含まれていることになりますので副作用が起こりやすく、また肌がぼこぼこしたり、しこりができやすくなります。そのためPRP血小板療法は必ず名医と呼ばれるお医者さんがいるクリニックで施術することをおすすめします。
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