PRP血小板療法とは、自分の血液から凝縮された血小板だけを抽出し、それを肌の気になる部分に注入する治療法です。
血小板は、細胞の修復や再生作用があり、この働きを利用したのがPRP血小板療法です。
一般的に血小板というと、血を止める働きが知られていますが、このほかにも、細胞の増殖や成長を促進し、コラーゲンやヒアルロン酸を産生、血管を新生して傷を治癒する、新たな細胞を再生するなどの美肌に必要な作用を持っています。
そのためPRP血小板療法は、これまで治療の難しかった目元のしわや、首のしわへ高い効果があります。
基本的には、どの部位でも治療は可能ですが、特に額や目元、ほうれい線などに効果が現れやすいのが特徴です。
メリットの多い施術ですが、注入しすぎると、膨らみすぎてしまい失敗してしまうこともあり、修正手術が必要な場合もあります。失敗のリスクを回避するには、技術の高いクリニックや医師を選ぶことが大切です。
皮膚再生療法の一種
PRP血小板療法は、Platelet Rich Plasmaを省略したもので、皮膚再生療法の一種となります。
自分の血液から抽出した血小板を、肌の気になる部分に注入することで、ハリのある肌に再生することができます。
再生医療なので、即効性はありませんが、じっくりと効果が現れ、周囲に気づかれることなく美しい肌を手に入れることができ、拒否反応もないので安心です。
PRP血小板療法のメリットは、しわやくぼみ、ほうれい線などに高い効果があり、レーザー照射よりも自身の皮膚を再生、活性化させて、肌のたるみを改善することができます。
ただ即効性はなく、効果が現れるまでには、1~2ヶ月かかるというデメリットがあります。
また1回の注入では、1~3年ほどしか効果は持続しませんから、長期的に効果を得たい場合には、定期的にPRP血小板療法を受ける必要があります。
また施術レベルが高くないクリニックの場合、しこりなどの失敗を起こす可能性もあるので、クリニックや医師選びを慎重に行うことが大切です。
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