小切開は二重瞼にするための手術方法のひとつであり、埋没法よりも持続性があり、全切開よりも切開する範囲が少ないため人気があります。小切開の場合は切開する範囲が5ミリから10ミリほどで全切開に比べると小さい傷口であることと、ダウンタイム期間が短いことが特徴として挙げられます。しかし切る範囲が短いことからその部分だけ傷が目立ってしまい、不自然になってしまうことがあります。また脂肪の多い方は短い切開の中からできるだけ多くの脂肪を取り除かなければいけないので、かえって腫れが目立ってしまうことがあります。このように小切開が必ず全員に向いている手術方法であるとは言いがたく、瞼の脂肪の多い方や場合によっては全切開の方が向いていることもあります。自分とはあっていない手術を受けてもよけいにリスクが高くなるだけなので、小さい傷口で二重幅ができるからといって決めないようにしましょう。また傷口が少ないといっても、埋没法に比べるとダウンタイム期間は長くなります。
切開の赤みが取れないというリスク
小切開のリスクとして挙げられるのが、術後の傷をどのようにして隠すかという点です。ダウンタイム期間は1週間程度と言われており、手術を受けて1週間後には抜糸を行うので、抜糸後は大きな腫れはほとんどなくなります。しかし小切開が完全に完成するのが半年後と言われており、その期間中は多くの方が切開の赤みが取れないというリスクを抱えています。そのため女性の場合は化粧をしてごまかす方が多いですが、傷口にアイシャドーがついてしまいなかなか取れなかったり、赤みを消すための化粧を上手にすることが難しい場合もあります。さらに切開であるため、手術後にくい込みが激しかったり伏し目がちにすると不自然な目元になることもあります。基本的には数ヵ月たてば自然な状態になってきますが、数ヵ月たっても傷口がわかったりくい込みが残ってしまい、よく見ると二重瞼にするための手術を受けたことがわかってしまう場合があります。カウンセリングで事前に希望を聞いてできるだけ理想に近づくように手術を行っていきますが、すべてが思い通りにならないことも多いです。
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