目を大きく見せたいと思う人はたくさんいます。大きくはっきりとした目は第一印象も良く、それによって自分への自信も出て来るようになります。
日本人の場合目頭には蒙古ひだという部分があり、これが原因で目が小さく、特に目と目の間が離れて見えることが多いです。そのためこの蒙古ひだをなくすことで、大きくはっきりした目を作ることができます。
一番オーソドックスな方法は三日月法という術式です。この方法では単純に目頭部分に切れ目を入れて縫い合わせるだけなので、皮膚の戻ろうとする力によって、もとに戻ってしまうデメリットがあります。
これを解消するために考えられたのがZ法(目頭切開)による手術です。この方法では目頭部分をZの文字に切り口を入れ、皮膚の上下を反転させることで蒙古ひだをなくします。Z法(目頭切開)では三日月法のように、元に戻るようなデメリットはなく、術後も安定した形を保ちやすい術式と言えます。またデザイン性が高いのも特徴としてあげられます。
自由度の高い術式
Z法(目頭切開)は確かに蒙古ひだをなくすことができて、自由度の高い術式です。しかし目頭切開にはW法という術式があり、そちらのほうがデザイン性や自由度が高いです。また比較的元の目頭の形状の影響を受けやすく、変化が分かりにくい時があるというデメリットがあります。しかし反対に考えると、手術後にイメージと違ったりした場合は修正が行いやすいともいえるため、メリットにもなります。しかし、大きく目元に変化をつけて、華やかにした人や西洋人のような顔だちを目指す方にはZ法(目頭切開)よりはW法をお勧めします。
後遺症や感染症などの危険については、他の手術とそれほど違いはありません。手術当日はお風呂は控えるようにし、お酒なども飲まないようにしましょう。縫合の糸は1週間ほどで抜糸できますが、それまでは糸が見えてしまいます。またなるべくアイメイクは控えるようにしましょう。どうしても気になる方は、すぐに落とせるマスカラなどで対応するようにして下さい。
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