眼瞼下垂(挙筋短縮法)とは瞼が上がり難くなってしまう病気です。これはコンタクト使用や老化等によって瞼を上げる筋肉である眼瞼挙筋を動かす神経の動眼神経に異常が起こる事で発症する病気となっています。そこでこの眼瞼下垂(挙筋短縮法)をどの様にして治療していくのかというと、主に切開を伴った手術を利用していく事になるのです。
挙筋短縮法はおすすめされる方法か
医師に相談する場合、挙筋短縮法を行いたいと言うよりは眼瞼下垂を治したいという相談をすることになるはずです。
その場合ほとんどの医師はまず挙筋前転法という別の手術法をまずは検討します。
挙筋短縮法は難易度が高く大掛かりな手術であるため、可能であればまだ簡易的に行える挙筋前転法を先におすすめすることになります。
挙筋前転法ではどうしても眼瞼下垂が改善できないという場合のみ挙筋短縮法を行うという医師が一般的です。
しかし近年ではこの手術を受けた所、左右の目の大きさが合わない、過剰に開き過ぎてびっくり目になってしまった、手術したのに目の開き具合が変わらない、ラインが太過ぎる二重になってしまった等の失敗を訴える患者さんが大変増えているのです。
では何故この様な事になってしまったのかというと、その理由は大きく分けて2つあります。
まず1つ目は患者が急激に増加してしまったという事です。
上述した様にこの病気はコンタクト使用や老化等によって発症するのですが、近年はコンタクト利用者の増加と日本の高齢化社会化により、発症する患者さんが大幅に増えてしまいました。
この為それに伴う様に手術の失敗例も増えたというのが原因の1つになります。
挙筋短縮法の眼瞼下垂の失敗としてよくある?眠たそうで効果が無い状態とは
挙筋短縮法をする際の失敗例についてまとめます。効果が無い症例もあり、未熟なドクターが失敗を繰り返している現状があります。
挙筋短縮法を行ったのに眠たそうで効果が無い
挙筋短縮法とは、挙筋という目の周りの筋肉が弱ってしまったために目が垂れてしまっている状態を元に戻すために行う手術です。
主に加齢や長時間のパソコン作業による目の疲労が原因で眼瞼下垂になります。
見た目の印象としては、目が垂れていて眠そう、やる気がなさそう、といった状態です。
挙筋短縮法の眼瞼下垂手術によって垂れた目を戻すのが目的ですが、手術に失敗すると眠たそうで効果が無いということになります。
挙筋短縮法に失敗すると後戻りできない
挙筋短縮法の眼瞼下垂手術は目の周りの美容整形の中でも特に高度の技術を要します。
皮膚だけでなく筋肉を切除するため、失敗すると場合によっては後戻りのできないことになります。
失敗例としては筋肉を切除しすぎたために目が閉じきらなくなった、目の形が変に変わってしまったということがあります。
失敗した場合の対応はクリニックによって異なりますが、再手術を行うことで修正してくれるクリニックもあります。
二重幅が変わるというメリット・デメリットがある
眼瞼下垂が治り目の垂が治ることによって、皮膚のたるみがなくなりはっきりと二重幅が変わることもあります。
しかし一方で、手術後腫れが引いた後に、左右で二重の幅がちぐはぐになってしまったということもあります。
もともとの垂れ方が左右で違っていたり、筋肉の発達の仕方も左右で異なるので切除の仕方に問題があったということになります。
この場合も左右で二重の幅が違うのは不自然なので再手術で左右の調整を図ることになります。
手術は大変難易度が高いので名医を!
2つ目は医師の腕が未熟であるという事です。
実は眼瞼下垂(挙筋短縮法)の手術は大変難易度が高い物となっており、医師には手術の為のトレーニングが要される事になっています。
しかし実際はそのトレーニングを受けた医師自体は大変少ないという事から、手術に失敗してしまう医師が多いのです。
以上に挙げた大きな原因2つを合わせると近年になって患者が急増し過ぎているのに対して、眼瞼下垂(挙筋短縮法)の治療法である手術をちゃんと学べてない医師が多過ぎるという最悪とも言える失敗事例の増加理由が挙がってしまうのです。
この為にネットで検索して評判の良い所だった、清潔な所だった、CMもやっている有名な所だったという理由で手術を受けた所、手術に失敗してしまったという例も数多く挙がっています。
ではどの様にして医師を見極めれば良いのかというと、担当医に症例写真を見せて欲しいと依頼をする事が挙げられます。
これは手術に成功すると医師の実績紹介も兼ねて自分の症例写真を見せて欲しいと依頼する患者さんもいる為で、この写真が多ければ多い程信頼出来る医師であるという事が判断出来るのです。
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