ハムラ法のリスクを考えておく重要性

ハムラ法のリスクを考えておく重要性

2016/06/06

ハムラ法とは、目の下にたるみがあったり、クマ、つまりへこみがある人の治療に用いられる手術方法です。
手術方法としては、まず下瞼の部分を切開します。そして、ごく簡単に分かりやすく言えば、たるみの部分にある脂肪を、へこんだ部分に移動させます。これにより、たるみとへこみを同時に解消することが期待できるわけです。
もちろん、ただ移動させるだけでは、またもとに戻ったりすることが十分起こりえます。そのため、移動させた脂肪はできるだけしっかりとそこに定着するようにします。また、たるんだ皮膚そのものも再発の原因になりますから皮膚切除、縫合を行います。
この手術方法を開発した医師の名前をとって、ハムラ法と呼ばれています。
ハムラ法は、たるみとクマの両方を同時に解消することが期待できますが、もちろんメリットだけではなくデメリット、リスクもあります。実際に行おうとする際は、しっかりとリスクについても理解し、納得した上で行うことが重要です。

ハムラ法のリスクとは？

さて、では具体的にハムラ法のリスクにはどのようなものがあるのでしょうか。
もちろん、誰でもすぐに考え付くことは、手術が必要であるということです。クマやたるみがあるとは言え、特別に病気でもケガでもないところにメスを入れて皮膚を切開する、しかも目という非常に重要でデリケートな器官のすぐ近くで行うわけですから、冷静になって考えることは重要です。一般的な手術の危険性として、感染症、腫れが残る、傷跡が残る、などということは考えられます。
さらに、ハムラ法による手術のより具体的なリスクとして、目の形や表情が変わる可能性があります。先に述べたように、たるんだ部分の皮膚は切除して縫合することでたるみの解消を目指すわけですが、もし切除しすぎた場合、下瞼が思った以上に下側に引っ張られることになるのは想像つくでしょう。つまり、アカンベーをしたような目つきになる可能性があります。同じ問題ですが、黒目の下の白目が常に見えた状態になる可能性もあります。