トラコンハムラ法で考えられるリスクとは

2016/06/07

トラコンハムラ法とは、目の下のたるみを解消するための手術法のひとつです。同じく目の下のたるみを解消する手術法にハムラ法というものがありますが、こちらは目の下の表皮を切開して皮膚を切除するので、傷跡が表皮側に残ってしまうのに対し、トラコンハムラ法は、まぶたの裏側から切開して眼窩脂肪を目の下のくぼんだ部分へと移動させる手術法なので、表皮側に傷跡が残らなくて済みますし、皮膚の切除を伴わない分、ダウンタイムも短くて済みます。そのため、近年症例数が増えてきている手術法です。たるみやクマを改善してスッキリとした若々しい目元にすることが出来ます。下まぶたのたるみが比較的軽度な方や余分な皮膚が少ない方に向いていますし、傷跡を残したくない方やメイクで傷跡を隠せない男性にもおすすめです。このように、トラコンハムラ法には様々なメリットが存在していますが、それと同時に、いくつかのリスクも存在しています。手術をする上であらかじめリスクを把握しておくことは非常に重要です。

下まぶたのたるみが多くて余分な皮膚が多い方には向いてない

トラコンハムラ法は、下まぶたのたるみが多くて余分な皮膚が多い方には向いていません。元々たるみが軽度で余分な皮膚が少ない方向けの手術法なので、手術をして脂肪を移動させても皮膚が余ってしまい、余計に老け込んだ印象を与えてしまうこともあります。そして、脂肪を移動させて膨らみが無くなった分だけ、小じわやちりめんジワが逆に目立ってしまうというリスクも考えられます。また、脂肪を移動させて凹凸が無くなるので、メリハリが無くなってのっぺりとした顔になることもありますし、目元に左右差が出てしまうこともあります。トラコンハムラ法は高い技術力が求められる手術法なので、もし失敗しても修正が難しくて再手術は困難になります。そもそも他の手術と比べてまだまだ症例数が少ないのです。そのため、これらのリスクを避けるためには、腕の良い名医の存在が必要不可欠です。手術する際は、手術経験が豊富で実績があり、知識も豊富な名医を探す必要があります。