目尻靭帯移動術は、主に目尻の外側の皮膚をしわに合わせ1㎝程の幅で切開してから目尻靭帯と呼ばれるまぶたと骨を固定している靭帯を切り離し、新しい位置に移動してから骨をつなぎとめることで目尻の位置を変えるという手術方法です。
この方法では、主に垂れ目にする目的で手術を行いますが逆に吊り目を演出することも可能となっています。ただし、目を大きくする効果についてはありませんのでこの点は注意しておいたほうが良いでしょう。
目尻靭帯移動術にはデメリットもありますのでポイントとしてしっかりと把握しておきます。最初に、ダウンタイムについてです。ダウンタイムには個人差が存在します。
人によっては目尻の修正を実感するのに3ヶ月ほどを要することもあるほどダウンタイムが長くなってしまうこともあります。抜糸については手術してから7日目に行います。
コンタクトレンズの使用については状況に応じて装着可能かどうかを判断しますが、一応手術して直後でも可能とはなっています。
目尻靭帯移動術の大きなデメリット
目尻靭帯移動術のもう一つの大きなデメリットとしては、腫れやたるみなどのために上まぶたが開きにくく感じるなどの後遺症を覚えることがあることです。
ですので目を酷使する仕事を行っているときには特に注意しておく必要があります。
切開しますので傷痕も残ってしまいますが、しかしこれは数ヶ月すれば目立たなくなり改善しますのでそこまで気にする必要まではないでしょう。
もう一つ、目尻靭帯移動術を行ったからといって半永久的に目尻が垂れ目などになったまま過ごせるとは限らない点もあります。加齢によって目尻が変化するということはあることを留意しておきます。
この手術を行ってから決してやってはいけないこととしては、タバコが挙げられます。
タバコは血液循環を悪くしてしまう可能性がきわめて高く、傷の治りを悪くさせるほか感染症を引き起こす可能性もあります。
手術してからすぐは修正手術が行えないことになっていますので、もしも修正手術を行う場合には手術してから4ヶ月が経過して以降となります。
仕上がりに効果が現れない事がある
目尻靭帯移動術は、垂れ目や吊り目を作る事ができる施術方法です。目の形は、その人の印象を決めてしまうものなので失敗が許されません。医師の技術力に大きく仕上がりが左右されるので出来栄えも変わってきます。
しかし、実際に施術を行うと変化・効果が無いという失敗例もあります。
再手術を行なって修正は可能で、効果を実感する事が可能になりますが精神的にも肉体的にも大きなダメージになります。
時間の経過とともに元の状態になる
自分が理想としている目元を作りたいと、目尻靭帯移動術を行なって術後数日経つと腫れも引いてきて、形が分かってきます。予想している通りに整形出来たとしても、3ヶ月以内で後戻りしてしまうケースもあります。
まぶたの組織と眼球周りの骨の癒着が強い方や表情筋力が強い方には、元に戻ってしまう傾向があります。どの程度戻るかは個人差がありますが、余りにも戻り過ぎた場合は再度施術を行う事で改善します。
術後には傷跡が残る可能性がある
目尻靭帯移動術では、必ず切開を行なって施術を行います。どうしても傷跡は残ってしまいますが、時間の経過と共に目立たなくなるのが通常です。
しかし、体質によっては傷が盛り上がって目立ったり色素沈着で、ハッキリと分かる場合もあります。
傷の形も様々で、凸凹している様であれば再度傷口の修正を行う必要があります。ある程度目立たなくする事は可能ですが完全に消す事が難しいのも現状です。
美容整形の相談所を利用するのがおすすめ
目尻靭帯移動術をはじめとする美容整形では、医師の技術力や知識・経験が仕上がり状態に大きく影響します。施術を受ける前には、不安や疑問を全て医師に確認して解決して納得の上で依頼する事が大切になります。
信頼できる医師を探して安心して任せる事ができれば一番ですが、個人で探すのが難しい方は、美容整形相談所を活用する事で、名医と呼ばれる医師を紹介する事ができます。
より失敗のリスクを減らすには、おすすめです。
「デメリットを警戒せよ」
目尻靭帯移動術で効果が無いなんてことにならないための対策もまとめています。
ご相談は下記よりお気軽にどうぞ。
- 瞼板法の失敗3つと修正手術まとめ - 2017年10月26日
- 埋没糸抜糸に失敗3つと修正手術をご紹介 - 2017年7月30日
- 全切開に失敗5つ・修正手術を経過ブログから分析 - 2017年7月28日
コメントを残す