埋没糸抜糸とは、以前に埋没法によって施術を行なった部分を抜糸することを言います。この施術の効果は、埋没法を行なった部分の修正やしこり、違和感などを解消することが出来ます。埋没糸抜糸の方法としては、1~2mmほど皮膚を切開し、埋没糸の結び目の近くを切断することで抜糸を行ないます。この切開方法にも種類があり、穿刺切開法と小切開法、全切開法があります。穿刺切開法では、埋没糸がある部分を推測して糸を使って埋没糸を抜糸します。小切開は小さく皮膚を切開し抜糸する方法で、全切開はまぶたのラインに沿って皮膚を切開して抜糸する方法となります。注意しなければならないのは、手術の方法によって傷跡にも違いが出るという点と、抜糸が難航した場合には一時間以上の手術になってしまう可能性があることです。出来るだけ綺麗に施術してもらいたい場合には、きちんと医師と話し合い、信頼できる相手に手術を依頼することが重要だと言えます。
施術を受けるのが早ければ早いほど効果を得られる
埋没法の施術を受けてすぐであれば、埋没糸抜糸はほとんど綺麗な状態に戻すことが出来ます。そのため、施術を受けるのが早ければ早いほど効果が見られます。目の痛みやごろごろ、充血、目やに、アレルギー反応が起こった際には出来るだけ早い段階で抜糸をすることをおすすめします。また、埋没糸抜糸の手術は、全切開法の方が成功しやすくなっています。広めに切った方が糸を探す際にも探しやすく手術も早く終わる可能性が高いと言えます。また、全切開法では二重ラインが出来るのも特徴です。埋没糸抜糸で重要なのは、糸を見つけられるかどうか、という点なので傷跡を残したくない、あまり皮膚を切りたくない、と考えて小切開法などで抜糸をすると思いがけずに手術が難航してしまい、傷がついたり、最悪の場合には糸の結び目が見つからないまま手術が終わってしまうこともあるので注意が必要です。抜糸を行なっても確実に元の状態に戻るとは言えませんが、目に違和感があったり、現状が気になるのであれば抜糸を行なうのもひとつの手段だと言えます。
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