目元がその人の印象を大きく左右します。目元の皮膚は他の部分よりも薄いですし、日本人は普段から目の周りの筋肉を使うような表情をあまりしないため、どうしても年齢が現れやすい部分とも言います。
目の周りのたるみの解消法としてあるのがサーマクールアイです。従来のサーマクールは光を使うため、目の周りへの照射ができませんでした。その目の周り専用バージョンがサーマクールアイなのです。
従来のサーマクールと同様、高周波によって真皮層内のコラーゲンを収縮し即座に肌のハリをもたらし、その後傷の修復過程でコラーゲンの生成が活性化し、さらにハリや弾力がアップするという方法です。そんなサーマクールアイは切らずにハリを取り戻せる方法として有名です。特に目の周りは光の治療が禁忌とされていたので、メスを入れるしかありませんでした。それがこの方法が登場したことでメスを入れずに済むことから、術後の傷跡のリスクもなくなったのです。
メスを入れないサーマクールアイのリスクとは?
メスを入れないサーマクールアイですが、もちろんリスクはあります。まずは腫れが引かないケースです。通常であれば腫れは数日で治まりますが、なかなかひかないことがあります。原因としては体質や執刀医の技術不足が考えられます。
また、効果が期間限定も少々難点です。サーマクールアイはメスを入れないので傷跡は残りませんが、肌内部に傷をつけてその治癒過程でコラーゲンが増えることを利用したハリアップ方法なので、肌内部の傷が治ればまた元に戻ってしまいます。持続期間は半年から1年と言われているので、効果を継続したいなら定期的に施術を受ける必要があります。
メスを入れずに光を当てるだけととても簡単なサーマクールアイですが、このようにリスクもあることは知っておくべきです。傷付けるのは肌内部のはずですが、未熟なドクターにあたって肌表面に傷が残っては取り返しがつきませんので、クリニックとドクター選びは極めて慎重に行うことです。
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