上瞼・下瞼の脂肪注入は、比較的安全でリスクの少ない方法ですが、手術後にはやはり眼瞼周囲が腫れたり、炎症を起こしていることで痛みが出ていたりします。目自体が大変繊細な感覚器官ですので、上瞼・下瞼の脂肪注入手術をしたことによる目の周囲の状態の変化を理解して、しっかりとアフターケアを行っていくことが大切になってきます。上瞼・下瞼の脂肪注入手術を行うと、目の周囲の腫れ、炎症以外に注入した部分は過敏になっていますので、消炎鎮痛剤や抗生剤は病院から処方されますが、眼軟膏などが処方された場合は、綿棒等で創傷部に優しく塗っていく必要があります。又、手術後は光をできるだけ入れない為にサングラスなどを持参するか、付き添い同伴で来院されることをお勧めします。手術直後はシャワーは可能ですができるだけ眼の周囲は触らないようにし、手術後3日くらいから洗顔、入浴も可能になってきます。但し顔に関しては軽く拭く程度にしておいてください。
他の手術と比べると比較的安全
上瞼・下瞼の脂肪注入手術は、他の手術と比べると比較的安全な部類になります。しかしながら、手術直後には、腫脹、皮下出血、左右差、違和感、外見の変化、血腫、眼の乾燥感などが出てくる可能性があります。その為、上瞼・下瞼の脂肪注入後は、必ず医師の指示したアフターケアと同時に、自分自身で回復状況などを理解し、個人差によって出た症状などに対応する為のアフターケアもする必要があります。血腫の場合は、酷いようであれば医師に相談して抜糸して貰い溜まった血液を出してもらう必要があります。違和感や左右差、外見の変化などは、時間と共に戻ってくる可能性が高い為、定期的に受診して相談してください。腫脹に関しては、短期間の内に正常な状態に戻ってくる可能性が高いのですが、冷却したり鎮痛剤をしっかりと服用することで更に早期の回復が期待できますので、自分の状況を把握しながら、眼薬貼付や眼周囲のアフターケアを行う事で早期に回復する可能性が高くなります。
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