眼瞼下垂症は、物を見る時に上まぶたが下垂して黒目にかかってしまい、上まぶたが開けづらくなる状態を言います。先天性眼瞼下垂は、生まれつき眼瞼拳筋機能が不十分な場合です。後天性眼瞼下垂は、目をよくこすったり、長年コンタクトレンズを使用している場合、拳筋腱膜が瞼板から外れてしまい上まぶたが下垂することが多いです。眼瞼下垂症を改善するには、皮膚切除の手術や、眼瞼下垂(腱膜前転法)などがあります。眼瞼下垂(腱膜前転法)は眼瞼下垂の代表的な治療法で、外れたり、緩んだ腱膜を瞼板に再固定が可能です。筋肉に一切傷をつけないメリットがあり、改善がみられる画期的な方法ですが、非常に高い技術が必要になる手術でもあります。手術当日はそのまま帰ることができ、目のまわり以外のメイクや洗顔は翌日から、目のまわりは抜糸翌後から可能で、シャワーは翌日から、入浴は１週間後から可能になります。飲酒や運動は術後約１週間は控える必要があります。
眼瞼下垂(腱膜前転法)のメリット
眼瞼下垂(腱膜前転法)は、瞼を持ち上げる筋肉を切除する方法ではなく、緩んだ瞼板を固定して眼瞼下垂を改善する美容整形です。眼瞼下垂(腱膜前転法)のメリットは、自律神経とも連動している瞼の裏にある筋肉を傷つけるリスクが低く、生理的な改善が見込める治療方法です。皮膚に傷跡がつかず、腫れが最小限で、手術中の開き具合の調整が可能であることなどがあります。腱膜前転法は難しい手術であるため、手術する医師に高い技術が必要になります。眠そうな印象は改善されても、目が閉じなくなった、皮膚を過剰に切除してしまった、眼瞼拳筋を過剰に切除したなどのリスクやトラブルがある腱膜前転法です。拳筋前転法を取り入れているクリニックや美容外科は多数ありますが、実際には正しい術式で治療しているところは少ないのです。眼瞼下垂(腱膜前転法)を成功させるためには、技術が高く、しっかりと事前カウンセリングを行なう医師やクリニックを選ぶことが大切です。ネットで名医を紹介しているサイトもあるため、それらを参考にして本当に技術のある知識豊富な医師を選ぶことが必要です。
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