目頭切開法に失敗したらどうなるか知ってた？

2016/07/28

目頭切開法とは美容整形術のひとつです。内容としては目頭部分を切開して縫合することによって瞳を大きく見せる術式になります。目頭切開法は目頭部分を覆っている蒙古襞を切開して縫合することで隠れている涙丘を見せて目の横幅を増やすというものになります。

これにより目頭方向への瞳の面積を増やすことができ瞳を大きく見せる印象を与えることが可能になります。術式としては、目いっぱい切開する方法から、控えめに切開する方法、また仕上がりの傷跡を見えにくくする方法などさまざまですが、その人に合った術式を行うことになります。

目頭切開法の失敗例、平行二重にならない・末広のままってどういうこと？

一方で目頭切開法は手術ですので、失敗するリスクがゼロではありません。失敗としては、見た目の変化が見られなかったり、仕上がりが良くないといった点などがあります。基本的には切開は数ミリ程度であり出血もそれほどしない部位ですので、縫合もごく微細な糸で行なわれるため痛みや感染症などのリスクは少ないとされ、失敗するとすれば仕上がりの良し悪しが中心になります。

目頭切開において起こり得る失敗例についてまとめました。知らずに手術を受けてしまうと修正しなければならなくなりますので、注意してください。

目頭切開法で傷跡が残ることはあるか

切開する美容整形では、傷跡が残る可能性はあります。

傷跡自体は残るのですが、それがパッと見で全く分からないほど目立たなくできるかどうかということです。切開の方法やその後の処置に失敗すると傷跡が目立ってしまい、整形手術を行っていることがバレやすくなります。

おそらく整形手術を行っていることは基本的に隠したいことだと思うので、なるべく目立たないように手術を行う必要があります。
特に目がしらは目立つ位置です。

切開後に後戻りできるか

目頭切開法は目頭の蒙古ひだを切除することによって二重にする整形手術です。
基本的に切り取った皮膚を完全に戻すことはできません。皮膚自体はなくなってしまっているため、形を整えて元の形に近づけることはできますが、それが限界です。

そのため、後戻りはできないということをよく考えて手術を受ける必要があります。
また思い通りの二重と違った場合に、さらに切開手術を受けることはできますが、皮膚がどんどんなくなっていきます。

平行二重にならない・末広のまま

二重にはいくつか種類がありますが、わかりやすいのが平行二重と末広二重です。
一般的に日本人の顔に馴染みやすいのは末広二重の方です。
しかし、華やかな二重と言えば平行二重の方です。

ハーフのような顔を目指したいのであれば、平行二重の方がその理想に近いです。
平行二重にするためには末広二重の場合よりも目頭の蒙古ヒダを多く切除して二重の幅を広げる必要があるので、切除が足りないと平行二重にならない・末広のままということはあります。

目頭切開法はおすすめされるか

目のもっとも目立つ部分の皮膚を切除してしまうため、事前に下調べを入念に行い、後悔が絶対に残らないようにしなければなりません。

安易に手術を受けて思ったのと違ったということになると、一生残ってしまうことになります。
しかし、自分の理想通りに目を整形することができれば、自分にとって人生が良い方向に変わっていくことは間違いありません。

コンプレックスがなくなり自分の顔に自信をもてるようになるため、そういう意味ではおすすめです。

目と目の距離が狭い場合には不適切

目頭切開法の失敗は、仕上がりの良し悪しが中心になります。このため失敗を避けるためには医師とのカウンセリングを十分に行ってくれることや仕上がりのシミュレートを行ってくれるクリニックを選ぶ必要があります。
一般的に目頭切開法を両目で行う場合には、目と目の間が実質的に縮まることになります。このため目と目の距離が狭い場合には目頭を切開して瞳を大きく見せるのは不適切といえます。数値的には左右の目頭との間が３２ミリ以下の人は向いていません。

また切開をして縫合するため、傷跡がまったく残らないというわけではないため、そもそも傷跡が残ることを嫌う場合には切開法は向いていません。

また過度に切開を行ってしまうと返って不自然となるため、そのあたりの調整を含めて経験を積んだ医師を選ぶ必要があります。少なくとも、症例数が100例以上のドクターを選びましょう。

一方で、他の整形術同様に一度切開してしまうと元に戻すことは困難であるためそれらのリスクを十分に理解した上で行う必要があります。